サポートハウス 神通さくら野
施設長 金嶋 久貴子
どんな人でも受け止めます
その人らしさを大切にします…尊厳の確保
業務上知りえた個人情報は他に漏らさないことを誓います。
「さくら野」に来られる人々のほとんどは老人退行性疾患(認知症・高血圧症・動脈硬化を基礎とした疾患・糖尿病・骨粗鬆症等)であり、疾患そのものは即、生命を脅かすことはありませんが脆い状態の方々です。老人退行性疾患により生命機能が低下し、日常生活の自立が困難となり要介護状態をきたしている方々です。これらの方々には適切な見守りと援助(自立支援)が必要と考えます。また体の退行が心に大きく影響し、精神的にもゆとりのなくなる方が大多数です。私たちはそのような状態を理解し、受け止め、その時々の生命過程において最良の状態が保てるよう介護にあたらねばなりません。
具体的にはまず身体の清潔を保つことと、安全性の確保が第一となります。加えて充分な水分補給と栄養供給が次に挙げられます。その上で、精神的援助を行う必要があります。私たちが一人一人の不安を受け止めることにより、安心感を持って暮らし、その人らしいソフトランディングを目指して、一日一日を大切に穏やかに過ごしていただくことが当施設の基本です。その上でさらに意欲をもって日々をおくれるよう援助をしたいと考えております。ご利用のみなさまの笑顔が見られるよう、「さくら野」は力を尽くします。
相手の立場に立って寄り添うことから介護は始まります。私たち「さくら野」のケアワーカーはチームを組んで、一人ひとりを大切にする介護を行います。またそのための研鑽に努めます。
お互いに生きてこの場でまみえることの素晴らしさ。
また出会わせてもらっているということを忘れずに!!
※ケアの語源には「死に行く人から学ぶ」という意味が含まれています。
2009年9月8日作成